木骨構造
良質集成材と独自開発の金物で木造ラーメン構造を実現
高強度と安定性を誇る集成材
SE構法で採用しているエンジニアリングウッド(JAS構造用集成材)は、素材であるラミナ(木材)の1枚1枚の強度を測定した上で製造しているため、完成した集成材1本1本が、安定した強度を誇っています。この安定した強度があるからこそ、SE構法の基本となる構造計算が成立するのです。
ムク材に対し1.3倍の強度を実現
SE構法の集成材は天然木に特有の節や割れを除外し、良質な部分だけを採用。その結果、圧縮、引っ張り、曲げ、せん断等において、ムク材の1.3倍の強度を誇っています(ただし同一重量での比較)。また乾燥した板材のみを使用するため、反りや割裂がなく、狂いも少なくなっています。
限られたスペースに大空間を
大型建築物の建設にも採用されるラーメン構造を木造で実現したSE構法。柱と梁の接合部を強固にするラーメン構造を、独自開発のSE金物と集成材で鉄骨に負けない強度を実現しました。その強度は、ワンフロアをワンルームにし、吹き抜けを作ったり、アーチ形状の天井や、大開口部の窓を可能にするなど自由な間取りを実現し、限られた土地に木造3階建て住宅を可能にした、最強性能を誇る住宅なのです。
工場生産による高精度な品質
SE構法の集成材は、専用工場でフルオートメーション加工がされています。高精度な切削を可能とするNC加工機とCAD-CAM連動のコンピュータ管理により、高品位な建築材へと仕上げられるのです。
高強度を実現するSE金物のハードジョイントと耐力フレーム
SE構法はSE金物のハードジョイントにより強度を増し、層間変形や偏心率を抑えています。さらに耐力フレームは、建物のねじれを防ぎ、一般的な耐力壁と同等以上の構造耐力を誇るため、1階部の大開口の確保はもちろん、ビルトインガレージの設置も可能としています。
○在来工法
在来工法は、単純に柱と梁を繋げるだけで全ての力を受けるため、大きな力に耐えきれず崩壊しやすくなります。
○SE構法
構造の接合部のねじれを内側、外側で相殺するように考え、より安定した構造強度を実現しているのです。
通常の柱2本をひとつにして作り上げる耐力フレームは圧倒的な強度を誇ります。